大学生の一人暮らしにかかる平均費用は?仕送りなしでも生活できる方法を解説
大学生の一人暮らしにかかる費用はどのくらいでしょうか。また、どのような内訳か気になる方は多いでしょう。
この記事では、大学生の一人暮らしにかかる費用や内訳、費用を抑える方法について解説します。
大学生の一人暮らしにかかる費用の平均
大学生の一人暮らしにかかる費用は平均でどのくらいなのでしょうか。なんとなくのイメージはできるものの、細かいところまで考慮して計算をしたことがある方は少ないでしょう。
そこで、全国大学生活協同組合連合会が発表している「第57回学生生活実態調査の概要報告」を見てみましょう。もちろん、大学生といっても個人によって出費の内容はさまざまです。
あくまでも、大まかなイメージを掴むためのデータとして参考にしてください。下記の表は、2021年における下宿生(賃貸物件を借りて一人暮らしをしている大学生)の1カ月あたりの生活費です。
食費 | 24,680円 |
住居費 | 53,920円 |
交通費 | 3,850円 |
教養娯楽費 | 11,760円 |
書籍費 | 1,700円 |
勉学費 | 1,900円 |
日常費 | 7,520円 |
電話代 | 3,110円 |
その他 | 2,310円 |
貯金・繰越 | 14,300円 |
合計 | 125,040円 |
過去10年ほどのデータを見比べてみると、合計出費額は緩やかに上昇傾向にありますが、だいたい110,000〜125,000円ほどです。住むエリアや生活スタイルにもよりますが、おおまかな出費額として参考にしてください。
大学生の一人暮らしにかかる費用、生活費の内訳
大学生の一人暮らしにかかる費用・生活費の内訳をご紹介します。個人により大きく異なる内訳もあるかと思いますので、自分や自分の子供が一人暮らしする場合の生活費をイメージするための参考としてご覧ください。
生活費の内訳①:家賃
費用・生活費の内訳の1つ目は、家賃です。一人暮らしするとなると、毎月同じ金額の家賃が発生します。基本的に都心に近づくほど家賃は高くなり、駅に近い物件ほど家賃も高くなる傾向にあります。
他にも建築の構造や築年数など、さまざまな要素で家賃は変動します。また、女性の場合は家賃だけでなく、物件の周辺の治安も意識したいポイントです。
生活費の内訳②:光熱費
費用・生活費の内訳の2つ目は、光熱費です。光熱費とは電気やガス、灯油など、生活に必要不可欠なエネルギーを使うためにかかる費用です。毎月一定の金額ではありませんが、ほぼ固定で費用が発生します。
ただ、季節によって料金が変動しやすいので注意しましょう。家賃と光熱費を合わせて、住居費と考える場合もあります。
【関連記事】シェアハウスの光熱費の支払い方をわかりやすく解説!定額なら一人暮らしよりもお得です
生活費の内訳③:食費
費用・生活費の内訳の3つ目は、食費です。食費がどれくらいかかるかは個人で大きく変化しますが、基本的に外食が増えると食費は高くなります。食費を抑えたいなら、自炊の頻度を増やしたり、学食を活用したりすると効果的です。
また、飲食店でアルバイトをすれば賄いで食費を抑えられる場合もあります。
生活費の内訳④:通信費
費用・生活費の内訳の4つ目は、通信費です。通信費とは、電話やインターネットを利用するためにかかる料金です。
定期的にプランを見直すことで、通信費を節約できます。
生活費の内訳⑤:交通費
費用・生活費の内訳の5つ目は、交通費です。通学するにしても、遊びに出かけるにしても、交通費は発生します。
数駅の移動なら、自転車を活用すれば電車代を抑えられます。
生活費の内訳⑥:日用品の費用
費用・生活費の内訳の6つ目は、日用品の費用です。洗剤やトイレットペーパーなど、生活に欠かせない消耗品はたくさんあります。
昨今では、マスクも必須のアイテムになりました。まとめ買いや、ディスカウントストアを利用することで日用品の費用は抑えられます。
生活費の内訳⑦:娯楽の費用
費用・生活費の内訳の7つ目は、娯楽の費用です。抑えやすい費用でもありますが、日常を楽しく過ごすためには必要な費用でもあります。
無理に節約はせず、かといって使いすぎないよう工夫したい費用です。
生活費の内訳⑧:その他の費用
費用・生活費の内訳の8つ目は、その他の費用です。医療費やコンタクトレンズの購入代など、個人によってかかる費用があります。
イレギュラーで発生する場合もあるので、ある程度備えておくといいでしょう。
大学生の一人暮らしにかかる初期費用
大学生の一人暮らしにかかる初期費用を解説します。
初期費用の内訳①:物件の契約費用
大学生の一人暮らしにかかる初期費用の1つ目は、物件の契約費用です。敷金や礼金、初月の家賃など、さまざまな費用が発生します。
見積もりの内容によっては交渉の余地があるので、一度提示された見積書を鵜呑みにする必要はありません。
初期費用の内訳②:引っ越し費用
大学生の一人暮らしにかかる初期費用の2つ目は、引っ越し費用です。引っ越しの費用は、業者や時期によって異なります。
以下2つのポイント知っておくことで、引っ越し費用を抑えられるケースがあります
- 平日の便を利用する
- 時間指定をしない
いくつかの業者に見積もりを出してもらうといいでしょう。
初期費用の内訳③:家具家電の費用
大学生の一人暮らしにかかる初期費用の3つ目は、家具家電の費用です。
家具家電の費用を抑えたいなら、中古品の購入やフリマアプリの利用、家具家電付き物件の契約を検討しましょう。
大学生の一人暮らしで費用を抑えたいならシェアハウス
大学生の一人暮らしで費用を抑えたいなら、シェアハウスを検討してみてはいかがでしょうか。費用を抑えられるだけでなく、似た境遇の友達ができることも魅力です。
【関連記事】“5分”でわかる!大学生がシェアハウスに住むデメリット・メリット!
大学生の一人暮らしでシェアハウスを選ぶメリット
大学生の一人暮らしでシェアハウスを選ぶメリットを5つご紹介します。
メリット①:初期費用を抑えられる
シェアハウスを選ぶメリットの1つ目は、初期費用を抑えられることです。物件によっては、敷金や礼金、仲介手数料が不要なケースがあります。
メリット②:家賃を抑えられる
シェアハウスを選ぶメリットの2つ目は、家賃を抑えられることです。物件を何人かで共有して使うため、一人当たりの家賃は一人暮らしと比較すると割安です。
メリット③:光熱費などの費用を抑えられる
シェアハウスを選ぶメリットの3つ目は、光熱費などの費用を抑えられることです。シェアハウスでは、水光熱費が家賃などに含まれていることもあるので、 戸別に契約するより安く抑えることができます。
【関連記事】シェアハウスの光熱費の支払い方をわかりやすく解説!定額なら一人暮らしよりもお得です
メリット④:家事の負担が減る
シェアハウスを選ぶメリットの4つ目は、家事の負担が減ることです。物件によっては、管理会社のスタッフが掃除などの家事を行ってくれます。
住人だけで家事をこなす必要がある場合もありますが、一人暮らしの場合と比較すると、家事に費やす時間は少なく済むでしょう。
メリット⑤:友達ができる
シェアハウスを選ぶメリットの5つ目は、友達ができることです。大学生で一人暮らしをするとなると、環境が変わり頼れる友達がいないケースも多いでしょう。
シェアハウスには似た境遇の人たちが集まるので、同世代の友達ができやすい環境が自然とできあがっています。
仕送りなしでも大学生の一人暮らしはできるのか
仕送りなしでも大学生の一人暮らしはできるのでしょうか。毎月12万円ほどの出費をカバーしながら、学業にも専念するとなると、多くの大学生にとって仕送りなしの一人暮らしは難しいでしょう。
ただ、学生寮やシェアハウスなどに住み、毎月かかる固定費を削減できれば、仕送りなしの生活は可能です。また、場合によっては奨学金の利用を検討してもいいでしょう。
まとめ
大学生の一人暮らしにかかる費用は、110,000〜125,000円です。仕送りなしでカバーするには難しい金額でしょう。一人暮らしにかかる費用を抑えたいなら、固定費を下げられるシェアハウスがおすすめです。
新生活の選択肢として、シェアハウスを検討してみてはいかがでしょうか。
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- この記事の監修者
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森岡 誠
(マネージャー)
- 保有資格
- 宅地建物取引主任者 賃貸不動産経営管理士
株式会社三好不動産 東京支店 支店長。
大学卒業後、同社に入社、賃貸営業・賃貸管理で得た知見を活かし、現在はTOKYO<β>ブランドのシェアハウス運営を行っている。