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【完全ガイド】男女共同のシェアハウスってどう?ありがちなトラブルと賢い選び方

こんにちは、TOKYOβ 担当の宮後です。
シェアハウスの魅力のひとつは、年齢や職業、性別の異なる人たちが集まり、日々さまざまな出会いや発見があること。そこで、気になるのが「異性」の存在。男女共同シェアハウスの暮らしってどんな感じなんでしょうか。
この記事では、よくある疑問やトラブル、選び方のコツ、そしてリアルな経験談も交えてご紹介していきます。

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どんな人が住んでるの?男女共同シェアハウスの基本

男女の割合や年齢層は?シェアハウスに住む人の特徴をデータから読み解きます。

入居者の男女比と年代傾向

さまざまな人が暮らすシェアハウス。入居者の男女比はどうなっているでしょうか。
国土交通省が行った調査では、「女性の入居者が多い」と回答した事業者が全体の約7割弱、「ほぼ均等」が約2割というデータが出ています。「シェアハウスは女性からの人気が高い」傾向があるようですね。
女性に人気の理由としては、おしゃれな作りや、設備の充実といった「暮らしやすさ」への魅力があると考えられます。また、調査では入居の動機・理由に「家賃が安いから」という回答もあり、住居費を抑えて、おしゃれや好きなことにお金を使いたいと考える女性が多い傾向も見られます。

年代はどうでしょうか。最も多い年齢層は25歳以上35歳未満で、全体の7割強を占めています。シェアハウスは基本的に一人で入居するスタイルのため、若い世代の入居者が多いようです。

参照:
国土交通省 シェアハウスの運営事業者に対する運営実態等調査
国土交通省 シェアハウスに関する市場動向調査結果について

データで見るシェアハウス。男女共同はどれくらい?女性専用の割合は?

国土交通省の「シェアハウスに関する市場動向調査」では、事業者全体へのアンケートにおいて約5割が「性別の制限を設定している」、約4割が「女性専用など入居対象者を絞っている」と回答しています。性別による制限は一定数あるものの、男女共同のシェアハウスも広く展開されているのが現状です。
ちなみに、TOKYOβ では2025年8月現在、全物件のうち約7割が男女共同、約3割が女性専用という割合になっています。

参照:国土交通省 シェアハウスに関する市場動向調査結果について

男女で暮らすって実際どう?住んでみて分かったリアルな体験談

では!実際に住んでいた方の体験談から、男女共同シェアハウスの「リアル」に迫ってみましょう。

防犯面の安心感と、いざという時に頼れる存在

  • 女性しかいないと事件に巻き込まれそうで心配。でも男性も住んでいるとなると防犯になるし、やっぱり頼りになる。そういう安心感があります。それに、ちょっとした力仕事も手伝ってもらえたりもします。

トイレ・シャワーで気まずい瞬間

  • シャワー上がりの男性がパンイチでいるところにバッタリ遭遇!「自分の家」感覚で気が抜けるの分かりますよ。でも、心の中で「気まずいんだよー!」とツッコんでしまいました。
  • トイレのタイミングが被った!相手は女性。「お先どうぞ」と言ったあと「あ、後から入られるのイヤだったかな……でも、いや……」とか色々考えてグルグルする。そんなシチュエーションは気まずいです。

スッピンでうろうろできない

  • やっぱり異性の目があると「きちんとしなければ」という意識が働く。いつもスッピンというわけにはいかないですよ。おかげで、だらしないところが少し改善されてきた気がします。

このようなエピソードがありました。異性がいるからこその「シェアハウスあるある」ですね。

男女共同シェアハウスのメリット・デメリットは?

男女共同のシェアハウスには、実際に暮らしてみて初めて見えるメリットと気になる点があります。入居者の声をもとに、リアルな視点でその両面を紹介します。

暮らして感じたメリット(防犯/交流/清潔感など)

・交友関係が広がる
・防犯性が高くなる
・男性の力を借りられる
・共用部分が思ったよりキレイに使われている

交友関係の広がりは、シェアハウスにコミュニケーションを求めている人にとって大きなメリットです。同性だけでなく異性がいることで交流の幅も自然と広がります。
体験談でもありましたが、男性がいることで防犯性が高くなります。また、買い物や引っ越しといったシーンでも男性の腕力はとても頼りになります!
そして、水回りなどが思ったよりキレイに使われていること。女性が共用部分を丁寧に使っていると、男性側も「自分もきちんとしよう」と意識するようです。お互いが気持ちよく利用することを心がけているため、結果的にシェアハウス全体が清潔に保たれているのかもしれません。

気になるデメリット(服装/洗濯/共用スペースの問題)

・服装に気をつけないといけない
・男性と水回りが共有
・洗濯物に気をつかう
・男女間のトラブル

異性がいる場で「リラックスしすぎた」服装は、お互いに気まずいです。シャワーの後など下着姿でハウス内をウロウロなんてできません。気を抜けないことがデメリットということになりますね。
トイレやシャワーが共用な点を気にする女性は多いようです。シャワー時間の長さなど、男女で使い方に差があることも気になる点かもしれません。
洗濯物はプライベートなものだけに、特に気をつかう必要があります。
恋愛感情による距離感のズレや、異性への何気ない言動が不快に感じられることも。男女が共に暮らす場ならではのトラブルには注意が必要です。

男女共同ならではの“よくあるトラブル”とは?

異性と暮らすからこそ気づく違いも。男女共同シェアハウスで実際に起きやすいトラブルの傾向を、男性・女性それぞれの視点から見ていきます。

男性視点のトラブル(男性側のトラブル)

・洗面台を長時間使われて困る
・シャワースペースや洗面台に長い髪の毛が落ちていて気になる
・露出が多い服装をされると目のやり場に困る
・共用スペースに化粧品などを置きっぱなし

女性は髪を乾かしたり、スキンケアをしたりと、洗面台を使う時間がどうしても長くなりがちです。こうした共用スペースの使い方には男女差があるため、トラブルのきっかけとなることが多いようです。
シャワーや洗面台は、お互いに気になりやすい場所だからこそ、配慮しながら使いたいですね。
また、服装や振る舞いに関する発言は、場合によっては相手に不快感を与えてしまうこともあるので、言葉選びにも気をつけたいところです。

女性視点のトラブル(女性側のトラブル)

・トイレで立ってするので汚れが気になる
・半裸でうろうろされて困る
・セクハラ発言や行動は不快
・過度な下ネタで盛り上がられるといやだ

使った後の汚れや、便座の上げっぱなしなど、男性がトイレで立って用を足すことでトラブルとなることが多いようです。
また、裸に近い格好で共用部を歩くといった行動も、見た人に不快感を与えることがあります。服装については男女共に気をつけたいですね。
下ネタなどの会話はもちろん、相手の容姿や行動に言及するような発言も、相手によってはセクハラとなりかねないので注意しましょう。

トラブルを未然に防ぐには?

・服装・発言に気を使う
・気遣いや心配りを忘れない
・相手の価値観を尊重する
・プライベートには干渉しすぎない
・困ったら管理会社に相談する

最低限のマナーや距離感を守ることはもちろん、お互いへの気遣い、心配りがとても大切です。特に男女の価値観の違いはトラブルのきっかけになりやすいため、相手の意見に耳をかたむけ、歩み寄りの気持ちを忘れないようにしましょう
また、トラブルが起きたときは、当事者同士で解決しようとするとかえって事態がこじれることもあるので、管理会社へ相談するのがおすすめです。
さらに、シェアハウスを選ぶ際、内覧してシェアハウス内の雰囲気をみることもトラブル回避のポイントとなりますよ。

失敗しないために!男女共同シェアハウスを選ぶときのポイント

男女共同シェアハウスでの暮らしを快適にするには、自分に合った物件選びがカギ。生活スタイルや人との距離感、ルール面をしっかりチェックしましょう。

  1. 自分の生活スタイルとの相性を確認する
  2. 入居者同士の距離感や雰囲気をチェックする
  3. ハウスルールを確認する

ポイント① 自分の生活スタイルとの相性を確認する

自分がどんな生活をしたいのかを考えてシェアハウスを選びましょう。例えば、落ち着いて暮らしたいなら入居者の少ない小規模物件、交友を広げたいなら大型物件など、自分の目的に合っているか確認します。また、自分の生活リズムとの相性も大切です。ライフスタイルの近い人が多い物件を選ぶことで快適なシェアハウスライフが送れます。気になる点があれば、内覧の際に入居者層や生活ルールなどを管理会社に確認しておくと安心です。

ポイント② 入居者同士の距離感や雰囲気をチェックする

物件の内覧をして、シェアハウス内の雰囲気をチェックしましょう。シェアメイト同士の仲はどうか、男女間でギスギスしていないか、逆に距離が近すぎて息苦しくないか。可能なら1回だけでなく、何度か足を運んでみるといいですね。

ポイント③ ハウスルールを確認する

シェアハウスを選ぶときは、ハウスルールもチェック!「冷蔵庫の食材には名前を書く」「友達などの宿泊禁止」「入浴時間は○分以内」という感じに、みんなが快適に暮らせるように決められているものです。自分が住みたいシェアハウスのルールがどんなものか、きちんと守れる内容かを確認しておきましょう。

自分にぴったりのシェアハウスが見つかったら、次はいよいよ入居の申し込みです。TOKYOβでは、入居審査から契約までの流れを「入居の流れ」ページで詳しく解説しています。参考にしてください。

シェアハウスの恋愛事情は?出会いはある?

「テラスハウス」みたいな恋って、実際にはあるの?
気になるシェアハウスでの恋のきっかけや、よくあるケースの実例については、こちらの記事で紹介しています。

参考:シェアハウスで恋愛はある?恋が始まるきっかけ、教えます

男女共同のシェアハウス、よくある疑問にお答えします(Q&A)

男女共同のシェアハウスに関して、費用や生活スタイル、プライバシーのことなど、よくある質問をQ&A形式でまとめました。

  1. 初期費用はどれくらいかかるの?
  2. 家賃以外にかかる月々の費用は?(共益費など)
  3. 性別で家賃が違うことはある?
  4. セクハラや事件のリスクは?
  5. ドミトリー(相部屋)も男女共同ってあるの?

疑問①初期費用はどれくらいかかるの?

男女共同シェアハウスの初期費用は、物件や運営会社によって異なりますが、平均して5〜10万円前後が一般的です。
内訳としては、契約手数料、前家賃、共益費、鍵交換代などが含まれます。敷金・礼金が不要な物件も多く、通常の賃貸に比べて初期費用が抑えられるのが魅力。さらに家具・家電付きなら、引っ越しの準備も最低限で済むため、コストと手間をぐっと減らせます。

疑問②家賃以外にかかる月々の費用は?(共益費など)

家賃のほかにかかる共益費や管理費は、月額で1万円〜1.5万円程度が相場です。
この中には水道光熱費、Wi-Fi、トイレットペーパーや洗剤などの共用日用品代が含まれていることが多く、定額制のところでは費用の見通しが立てやすいのがメリット。物件によっては冷暖房や消耗品が別途請求となるケースもあるため、内覧時にしっかり確認しておくと安心です。

疑問③性別で家賃が違うことはある?

性別で家賃の金額が変わることはありません。
ちなみに東京にあるシェアハウスの家賃相場は、平均56,000円。個室タイプのシェアハウスの平均的な家賃は5~6万円のようです。
シェアハウス全体では、3万円未満が約5割、5万円未満では約8割を占めています。(※平成29年時点の調査結果であり、現在の相場とは異なる可能性があります。)

参照:国土交通省|住宅確保要配慮者向けのシェアハウスの居住・運営実態調査

疑問④セクハラや事件のリスクは?

みんなが顔見知りになることが多いシェアハウスでは、盗難などの事件は起こりにくいとされています。実際、国土交通省の調査でも「特にトラブルはなかった」と答えた物件が最も多く、事件に巻き込まれるケースはかなりまれだといえるでしょう。
ただし、男女共同のシェアハウスでは、シャワーやトイレなどの共用スペースで異性の目が気になることもあります。そうした不安がある場合は、女性専用や男性専用の物件を選ぶと安心です。

参照:国土交通省|住宅確保要配慮者向けのシェアハウス の居住・運営実態調査

疑問⑤ドミトリー(相部屋)も男女共同ってあるの?

ドミトリータイプ(相部屋)のシェアハウスは、家賃が平均より安いことが特徴。中でも一番家賃が安いのは男女混合の相部屋です。
ただし、二段ベッドをカーテンで仕切っただけの空間では鍵がかけられず、プライバシーを確保しにくいため、着替えや寝るときには気を使うことも。人といるのが大好き!というタイプの人は、楽しく暮らせそうですね。

男女共同のシェアハウス探しなら、TOKYOβがおすすめ

TOKYOβには簡単に住み替え可能な安心・安全なシェアハウスを東京都内を中心に約1,200棟、16,000部屋を保有しています。各所、さまざまなシェアハウスをご用意しているのでご自身のライフスタイルに合った物件をみつけることができます。

サービスの特徴①「入居者のサポート」

入居者のための限定アプリや、シェアモビリティなど入居者様の生活環境を充実させるためのサービスを随時アップデートしております。

サービスの特徴②「住み替えシステム」

選んだ物件との相性が合わなかったり、他のエリアで暮らしたい際に、TOKYOβの物件に空室があれば、簡単な手続きのみで住み替え可能です。

サービスの特徴③「充実した設備と安心・安全」

TOKYOβのすべての物件が同じブランドで管理されているため、同じ住み心地、同じサポート体制で安心してご入居いただけます。

まとめ

男女共同のシェアハウスには、出会いや多様な交流といった魅力がありますが、その分、ちょっとした価値観の違いや距離感のズレが原因で、思わぬトラブルが起こることもあります。だからこそ、物件の選び方や生活ルール、住人同士の関係性について、事前にしっかり把握しておくことが大切です。

この記事では、よくある疑問や実際の体験談、トラブル例まで、初めての人にもわかりやすい「完全ガイド」としてお届けしました。少しでも安心して新生活を始めるための参考になれば幸いです。

TOKYOβ のシェアハウスは、基本的に共用リビングを持たないタイプ。大人数でのにぎやかな交流スタイルとは少し異なりますが、ほどよい距離感のなかで自然なコミュニケーションが生まれる環境です。男女を問わず、新たな出会いや気づきがきっとあるはず。

あなたにぴったりのシェアハウスが見つかりますように。

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宮後 歳也
この記事の監修者

宮後 歳也

保有資格
宅地建物取引士

株式会社GGハウスマネジメント 代表取締役

シェアハウス専門の管理会社。物件数業界NO.1。
日本最大のシェアハウス運営会社です。
現在はTOKYO β ブランドのシェアハウス運営も行っています。