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一人暮らしの水道光熱費の平均は?節約方法も徹底解説!

こんにちは、TOKYO β コラム担当の森岡です。物価上昇に終わりがなかなか見えない今、家計に頭を悩ませている人も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。一人暮らしで家族に気兼ねがない状態だと、とりあえず食費を削ったりしていませんか。今回のコラムでは、家計を見直す際、比較的節約に取り組みやすい水道光熱費について検証していきたいと思います。

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固定費を節約しよう!

家計には固定費と変動費があります。固定費とは、1ヶ月に必ずかかる費用です。家賃や水道光熱費、保険料、駐車場代などがあたります。固定費に対して、食費や交際費、被服費など、月々によって支払いの金額が変わる費用を変動費といいます。節約を考えた時、変動費から手をつけがちなのですが、変動費は個人の楽しみに直結している場合も多く、削るとストレスがたまることにもなりかねません。まず家計の全体像を洗い出し、固定費から節約することを考えてみましょう。一度見直せば、月々一定の金額を削れるので長い目で見ると大きな節約になりますよ。

固定費とは

固定費の内訳はおおよそ以下の通りです。
住居費
水道光熱費(電気・ガス・水道)
通信費(スマホ・固定電話・インターネットなど)
教育費(習い事など)
保険料(生命保険・医療保険など)
車の維持費(駐車場・ガソリン代など)
サブスクリプション費(音楽・動画配信サービスなど)
その他(NHK受信料など)
それぞれの項目を見直してひと月に数百円ずつでも下げていけば、まとまった金額になる気がしませんか?今回は固定費のなかでも水道光熱費の節約を考えていきます。

一人暮らしの水道光熱費の平均額は?

総務省の調査によると2022年度の単身世帯の1年間の平均水道光熱費は13,098円です。2021年度までの10年間が11,000円代だったことを考えると高くなっており、家計を圧迫しているといえるでしょう。燃料価格の高騰や円安の影響を受け、電気代、ガス代の値上がりがとまらない状況です。年齢で見ますと、学生を含む34歳以下の若手より35歳以上の社会人のほうが水道光熱費は高くなる傾向にあります。若い人のほうがアクティブで家にあまりいないため、水道光熱費が安く済むと推測できます。

●単身世帯の1年間の水道光熱費の平均額

参照:総務省統計局/家計調査 家計収支編 単身世帯用途分類001 用途分類(総数)

●単身世帯の年代別水道光熱費の平均額

参照:総務省統計局/家計調査 家計収支編 単身世帯用途分類002 用途分類(年齢階級別)

水道光熱費の料金の仕組み

水道光熱費の月々の料金の一般的な計算方法としてとられているのが、 「基本料金+従量料金」というかたちです。「基本料金」は使用していなくても月々支払いが発生します。「従量料金」は使用量単価に使用量をかけて計算しますので、使用した量に応じて金額が変動します。近年では電力自由化、ガス自由化によりさまざまな会社が参入し、料金プランなども選べるようになってきました。各社さまざまなキャンペーンを行っていたりしますので現在の契約会社を乗り換えることで節約できる可能性もあります。

電気代の仕組み

月々の電気代は、契約容量で決まる「基本料金」と、使用電力量に応じて計算する「電力量料金(従量料金)」に、「再生可能エネルギー発電促進賦課金」を加えた合計になります。電力量料金は、使用電力量にもとづいて計算し、電気をつくるために必要な燃料費の変動に応じて「燃料費調整額」を加算あるいは差し引いて計算します。

参照:経済産業省 資源エネルギー庁/月々の電気料金の内訳

上記の料金体系は従来からある大手電力会社が採用しているものです。 2016年4月の電力自由化により新規参入の電力会社も増え料金体系もフレキシブルになってきています。電気料金が時間帯によって変わるプランを提供している会社などもありますのでライフスタイルにあわせて上手に活用できるといいですね。

ガス代の仕組み

ガスには都市ガスとプロパンガスがあります。成分、発熱量(火力)などさまざまな違いがあります。とくに大きく異なっているのは、都市ガスは都市の地下に設置されたガス導管からガスをひくのに対し、プロパンガスは各物件に設置されたガスボンベを使用することです。多数の利用者で人件費などのコストを負担できる都市ガスに比べて、一軒一軒にガスボンベの配送や取り替え費用がかかるプロパンガスのほうが料金が高いといわれてます。従来より自由化されていたプロパンガスに加え2017年4月より都市ガスも自由化されました。ここでは都市ガスの仕組みを見ていきます。

月々のガス代はガスの使用量によって決まる「基本料金」と使用ガス量に応じる「従量料金」を足したものになります。従量料金の単価は原料費による調整が入るため月々変わります。この単価は電気のように段階的にあがっていくのではなく、使用量が増えるほど下がっていくのが特徴です。(ただし基本料金は使用量があがるにつれてあがっていきます。)

水道代の仕組み

水道は民間の会社ではなく自治体が管理しています。水道代には蛇口をひねったら出てくる水を管理する「上水道(水道)」だけではなく汚水を処理する「下水道」の料金も含まれます。(地域によっては下水道が整備されておらず上水道の料金のみの場合もあります)

月々の水道代は水道メーターの口径を元に考えます。口径の大きさで決まっている「基本料金」、口径の大きさと使用水道量に応じて計算する「従量料金」、水以外のものも流されるため正しい計測ができないことから便宜上、上水道で使用した水の量をベースに”基本使用料+超過使用料”を計算した「下水道料金」を合わせたものとなります。水道の従量料金の単価はガス代とは違い、使えば使うほどあがっていきます。

季節別の平均水道光熱費

総務省の「家計調査 家計収支編 単身世帯」によると、季節別の平均水道光熱費は以下のような表になります。

●単身世帯の季節別水道光熱費の平均額

参照:総務省統計局/家計調査 家計収支編 単身世帯用途分類001 用途分類(総数)

季節別の平均電気代

表を見ると、1〜3月が他の時期に比べて1000円以上高くなっています。寒い季節では、外気より20度以上も温める必要があるため、エアコンや電気ストーブ、ホットカーペット、こたつなど消費電力の大きな電化製品を使うことが多いからだと推測できます。また、春や秋ではエアコンを使わずに過ごせる気候になるため、1年の中でも電気代を節約できる大きなチャンスになります。

季節別の平均ガス代

電気代と同じく、1〜3月が他の月に比べて高くなっています。冬の給湯では、水道水を30度以上も温める必要があるため夏よりも多くのガスを消費します。また、料理も温かいものが増えたり、お風呂の追い焚きを繰り返すなどガスを使うことが増える季節です。7〜9月が低くなっているのは、お風呂をシャワーで済ますことが増えることも重なり給湯でのガス消費量が減り、料理では煮込み料理よりも炒め物が増えることなどでガスの消費量が減ることが推測できます。ガス代には水道水の温度が大きく左右することがポイントです。

季節別の平均水道代

水道料金は電気代やガス代とくらべるとさほど季節的に違いがありません。あえてあげるならばお風呂につかることが多い秋から冬にかけて高くなりがちだとは言えるでしょう。

水道光熱費の節約方法

一人暮らしで電気代を節約するなら

・待機電力を減らす
待機電力とは電源が切れている状態でもコンセントに接続されている電気製品が消費する電力のことをいいます。タッチパネルで操作したりリモコンを使用する電化製品では待機電力のかかる機器はたくさんあります。主電源を切ることやコンセントを外すことで待機電力をカットし電気代を節約できます。エアコンなど季節により全く使わない機器はコンセントを外しておくとよいでしょう。
・使い方を見直す
エアコンのフィルターを掃除する、テレビの明るさを最大から中にする、トイレの温水洗浄便座の蓋を毎回閉める、便座の温度を季節ごとに設定する、炊飯器は長時間の保温を避ける、など使用方法を見直すことで節約が可能です。
・契約している電力会社を見直す
電気は新規参入業者も増え、いろいろなプランを選べるようになりました。キャンペーンもポイント還元であったり、ガスとセットで値引きが入ったりとさまざま。契約を見直すことで大きく節約できる可能性がありますので、検討してみてください。

一人暮らしでガス代を節約するなら

・使い方を見直す
基本的にガス代がかかるのはお風呂と料理、食器洗いです。お風呂は湯船につからずシャワーですます、料理ではガスコンロだけではなく余熱を上手に使ったり電子レンジも併用する、食器は手袋をして水で洗うなど工夫してみましょう。
・契約しているガス会社を見直す
電気ほど新規参入業者が少ないとはいえ、自由化のあとは選べるプランが増えてきています。電気とセットで値引きが入ったり、新規契約でキャッシュバックが受けられることも。ご自分の使用状況に応じてお得な会社を一括で提案してくれるサイトもありますので活用してみてはいかがでしょう。
・物件を借りるときにガスの種類を確認する
物件によってガスの種類が決まっていますので、引越しの際は確認しましょう。一般的にプロパンガスは高い傾向にあるので都市ガスと契約している賃貸を選ぶと節約になります。

一人暮らしで水道代を節約するなら

まずは水を流しっぱなしにしないことが大切です。シーン別に節水方法を見ていきましょう。
・お風呂
湯船に水をためず、シャワーですますと節水になります。またシャワーヘッドを節水仕様のものに交換することも効果的です。
・トイレ
簡単なことですが、レバーの大小の使い分けは有効です。
・洗濯
一人暮らしであれば週末にまとめて洗濯をするだけでも節水効果があります。
・キッチン
料理にしろ食器洗いにしろ、水を流しっぱなしにせずこまめに止めましょう。また食洗機も有効です。手洗いよりも使用する水の量が減り節水になります。一人暮らし用の食洗機も出ていますので導入を検討してみてはいかがでしょうか。

さらに節約したいならシェアハウス!

シェアハウスであれば水道光熱費が共益費に込みのところも多く、単身世帯のひと月の水道光熱費が平均約13,000円であることを考えると、節約金額は大きいといえるでしょう。あまりにムダに電気やガス、水道を使用した場合は個別に請求がくることもありますが、通常の使用範囲であれば節約を意識せずに済むのも魅力ですね。賃貸より初期費用と家賃が安く水道光熱費が込みのシェアハウスに住むことは、固定費の大きな節約になりそうです。

参考:https://www.tokyobeta.jp/

1年間、家賃・水道光熱費が無料の【TOKYO<β> MANGA-SO】シェアアパートがついに完成!
https://www.tokyobeta.jp/news/manga-so-recruit02/

まとめ

一人暮らしの水道光熱費についてのコラム、いかがでしたでしょうか。エアコンなど季節ごとに必要な家電は無理せず使って健康に過ごすことも大切です。ぜひ無理のない範囲でさまざまな節約術を試してみてください。続けていればいつのまにかスリムな家計になりますよ♪

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森岡 誠
この記事の監修者

森岡 誠

(マネージャー)

保有資格
宅地建物取引主任者 賃貸不動産経営管理士

株式会社三好不動産 東京支店 支店長。
大学卒業後、同社に入社、賃貸営業・賃貸管理で得た知見を活かし、現在はTOKYO<β>ブランドのシェアハウス運営を行っている。